僕が影響を受けたアニメ、セイバーマリオネットJの思い出を語る。
どうも管理人です。
この画像のアニメをご存じですか?
30歳くらいの人ならわかるかもしれません、あの伝説のアニメ、セイバーマリオネットJです。
この伝説のアニメについて僕の思い出を書いていきたいと思います。
▼きっかけはひとめぼれ。
メソポタミア号不時着から300年。男性のみの閉塞した世界は、目には見えぬが徐々に衰退の道をたどり始めていた。クローニング技術の限界による出生率の低下、男性社会による力支配による社会の先鋭化。6つの都市国家の元首たちはそれを感じていながら、誰も打開策を得ることができずにいた。
その中でゲルマニア(ガルトラント)総統・ファウストはその打開策を「優秀な人間のクローンによる他のクローンの支配」と位置づけ、テラツー征服の野望を燃やし始めた。
そんな世界情勢の中、ジャポネスの少年・間宮小樽は子供の頃に訪れたことのある“ジャポネス歴史資料館”にて偶然、隠し廊下に迷い込み地下室へとたどり着く。そこで彼が見たものは、一体の女性型アンドロイド“マリオネット”だった。
自らを「ライム」と名乗るそのマリオネットのマスターとなった小樽は、普通のマリオネットとは全く違うライムの“感情がある”行動に翻弄される。
そんな日々の中、小樽は偶然にもある人物に出会う。それはジャポネス将軍・徳川家安だった。家安はライムが来るべき“女性復活”のために造られた“道標”であることを明かし、ライムと同様に造られた“標”たるチェリーとブラッドベリーと共にその運命を小樽に託す。
そしてファウストと家安、2人の「女性復活」と「テラツーの未来」を賭けた戦いに小樽は巻き込まれていくこととなる。
Wikiより引用
知らない人がいるとあれなんで一応ストーリーを引用させてもらいました。
ようするに登場する女の子達はみんなマリオネットっていう女の子型のロボットなんです。
で、これが主人公的なマリオネットのライムっていうんですが、
もうむっちゃくちゃ可愛くて一目惚れでした。
しかも一人称が「僕」なんですね、この子。もしかしたら元祖僕っ子なのかな?
ちなみに僕がライムに出会ったのはレンタルビデオ屋のビデオパッケージでした。僕は見てもいないアニメのイラストだけでライムに夢中になっていきました。
▼しかし現実は厳しい。
しかしテレビで放送していた当時の僕は小学生。このアニメ、今でこそ何にも思いませんが小学生にしてみたらなんかちょっとエッチな感じなんですね。
そのちょっとエッチっていうのはしょせんキューティーハニーが変身する時服が破れるくらいなもんなんですが、携帯電話もネットも一般的に普及していない時代、幼い僕には刺激的でした。
それがゆえにリビングにしかテレビのなかった僕の家では必然的に家族と一緒に見ることになってしまうので、恥ずかしくてアニメが見れないという状況におちいってしまったのです。
だから小学生の僕はひたすら脳内ライムで我慢しなければならず、時にはひとりでレンタルビデオ屋に行って、ビデオのパッケージのイラストを見て気持ちを誤魔化すことしかできませんでした。
▼僕に転機がおとずれる、だが!
ある日本屋に行った当時の僕は、漫画版のセイバーマリオネットJを見つけたのです!
アニメはどう頑張っても見ることはできませんが、漫画なら買ってどこかで隠れて読めばいい!もう感動的でした、なにせ今までビデオのパッケージを見てるだけだったんですから!
僕は恥ずかしい気持ちを我慢してレジでその漫画を購入し、家のすみっこで隠れて読むという生活を始めました。
そしてまたこの漫画版がまたエッチなんですよ!
今アマゾンを見てみたらありましたね、この漫画です。僕が当時読みふけったやつは。
たしかライムが裸とかで出てくるシーンがあるんですが、当時の僕には鼻血もの。
しかしそんな蜜月も長く続かなかったのです、僕はこの漫画を引き出しの奥深くに隠していたのですが、親が突然大掃除を始めてこの漫画の存在が発覚。
親に「なにこの漫画ー??」とからかわれ、恥ずかしさのあまり「この間ひろっただけだし!汚いから捨てていいよ!」と言って、なんとこの漫画を捨ててしまったのです!
僕はそれからセイバーマリオネットJから離れました。大好きなライムを捨ててしまった僕、そのことに罪悪感を感じていたのかもしれません。
とにかく僕はこの時からなにかを引きずるように時を過ごしていました。
▼ライムを失ってからの僕。
僕はそれからもう、あの時のような恥じらいはなくなり普通にちょっとエッチな漫画やアニメを見れるようになっていました。
けれど、初恋のインパクトは絶大で、どこかライムに似たキャラクターを好きになっていきました。たとえばラブひなのカオラスゥとか。元気っ子なところがそっくりです。あと個人的にほっぺの赤丸が好きだし、色黒なのも好きでした。
しかしそれでもどこか空虚な日々を過ごす毎日。
でも僕はどこかで、わかっていたのかもしれません、ライムを捨てたことに対する後悔を今でも引きずっているって。
そんな僕は自然とヤフオクでセイバーマリオネットJと検索していました。
そしたらあったんです。セイバーマリオネットJのDVDがお値打ち価格で!
僕はそのDVDを急いで落札し、失った日々を取り戻すように、ひたすらセイバーマリオネットJを視聴しました。
あの時の充実感は忘れられません、たとえるなら昔好きだった人に同窓会で再会してそのままの見に行っているようなもの。
想像しすぎていたため、あまりにも美化されており、意外と本物のライムはそこまで可愛くなかったのもリアルな初恋らしい感じ。
むしろチェリーのほうが可愛いんじゃないか疑惑が出てしまいましたがそれは置いといて、そんなこんなで僕は長い間くすぶっていた気持ちをここで晴らすことができたのです。
▼最後に。
いかがでしたでしょうか?僕のセイバーマリオネットJへの想い。
僕はすっかりこの作品のせいでアニメキャラクターが好きなってしまったし、同時にアンドロイドみたいな性質がある子を好むようになってしまいました。
振り返れば僕が小説を書きたいと思い出したのもこのアニメが原点なのかもしれません。
実はこのセイバーマリオネットJ、完全オリジナル新作OVAが発売されることになっています。
正直告知されてからもう数年たっているのでいつになることやらって感じですが、かつての青春としてアニメを見た僕としては新作OVAを楽しみにしています。