僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

世間に中指をたてろ!!ポプテピピックのED「POPP​Y​ PAPP​Y ​DAY​​​​​」って意外と良い歌詞だよね。

どうも管理人です。

今期のアニメで話題をさらっている「ポプテピピック」ですが、 すごい意外なことにエンディングの曲がなかなか良い歌詞なんですよ。

 

 ▼中指たてるんだ。

 さて、短いですがこれが歌詞ですね。

星きらきら いつか2人で
夢の舞台 手を広げ 中指たてるんだ
退屈な世界 これからも一緒だよ
ずっとずっと 仲良しこよしの 
Darling Darling  POPPY PAPPY DAY

この中指たてるんだっていう歌詞。


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まぁ漫画の表紙も中指立ててるんで、ただこれを歌詞にしただけなのかもしれません。

けどね、退屈な世界に中指立てたいって気持ち、多くの大人が抱えてますよね。

そう、世の中ってほんと退屈なんですよ!

普通に暮らして刺激のまったくない毎日!くそくらえです!

でもほとんどの社会人の方がくそくらえと思いながらも、現状を変えられないでいるこの社会。

先進国ならではの贅沢な気持ちなのかもしれませんが、多くの社会人の気持ちが、この中指をたてる、という歌詞にのせられているような気がします。

 

▼そう考えるとこの漫画すごいのかもしれない。

そう考えるとこの「ポプテピピック」はすごいメッセージ性のある漫画なのかもしれません。

全編通してふざけちらした内容。

そして、まずこのふたりの登場人物が一体どういう人たちなのか一切不明。しかも片方は異常に顔が長い。キャラクターの設定すらもふざけちらしている。

もう、「お前ら真面目にいきてんじゃねーよ」そうこちらに訴えかけているように見えてきました。

ふざけて生きてたって当たり前のように楽しく生きていけるんだぜ!って言っているんですよ、この二人は。

日本人ってほんとに真面目で、真面目なことこそ生きている証!みたいな顔をしています。反対に楽しく生きようとしている人のことをなぜか批判するのが大好きです。

真面目に生きていることが自分のアイデンティティーなのだからそれを守るために批判するんでしょうが、真面目に生きるにしても「真面目の仕方」が本当につまらない!

ようは自分自身に対して真面目なんじゃなくて、 世間に対して真面目なのが日本人なんですよ。その分、自分に対しては「不真面目」だからどんどんつまらない人間になっていく。

くそくらえだ!

 

▼色んなものに中指たてよう。

 と、熱くなってしまったところで、ポプテピピックの二人に視点を戻すと、この二人って意外と自分に対しては真面目じゃないですか?

一見わけわからない感じで、ふざけているともとれますが、そのひとつひとつが超真剣。

彼らは世間にこそ中指をたてているものの、自分自身に対しては超誠実なんですよね。

こう考えるとポプテピピックの見方も変わるんじゃないでしょうか。

つまんねー世間なんか気にしないで自分らしく生きろよ!って言っているように聞こえてきます。

 

▼まとめ

色々なことで話題になっているポプテピピック。

なんだこのくそアニメと笑っているだけではなく、意外と自分の人生を省みることのできる素晴らしいアニメなのかもしれません。