僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

設楽悠太と川内優輝の練習方法。試合をトレーニングにするという考え方。

どうも管理人です。

ついに先日設楽悠太選手によって長年破られなかった日本記録が破られ、マラソンで日本新記録が生まれました。

akuryou.hatenablog.com

 

▼設楽悠太選手の試合をトレーニングにする手法。

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設楽悠太選手は近年、試合をトレーニングの一環としてとらえ、多くの試合に出場していました。

東京マラソンの少し前にも唐津10マイルロードレースに出場して、しかも優勝していました。日本記録を出したハーフマラソンですら練習の一環として出場していたのかもしれません。

東京マラソンのインタビューでも試合を練習の一環としている今のトレーニングスタイルは自分に合っている、と答えていました。

その代わり、マラソンのトレーニングで40キロ走のような距離を踏む練習は一度もしていないという風変わりな内容。

それで日本記録を出しているのですからたしかに設楽悠太選手にとって正しいトレーニングだったと言えると思います。

そういえばこの試合を練習の一環にしている選手、もう一人いますよね?

 

▼川内優輝選手も試合をトレーニングの一環にしている。

そう、あの公務員ランナー川内優輝選手も試合を練習としてとらえて、多数のマラソン大会に出場していますよね。

特にフルマラソンに年に何回も出場するスタイルは、今まで日本の陸上界、いや世界の陸上界に存在しない、もはや異常なスタイルとも思われていました。走りすぎだ、という批判の声も最初は結構ありましたね。

それでも、川内優輝選手は世界陸上でも日本人トップで惜しくも入賞こそならなかったものの、9位でゴールするほどの実力者に成長しました。

特にひとつひとつの試合で大きく外さない安定感は、かなり評価すべき点だと思います。

この試合での安定感っていわゆる試合慣れしていることが大きな要因のひとつなんでしょう。そりゃそうですよね、年に一回しか試合でフルマラソンを走らなかったら当然慣れてなんていないから、いくらトレーニングを積んでいたとしてもベストなパフォーマンスを本番に出せない可能性だってある。

反対に年に何回も走っているのであれば、とにかくフルマラソンの試合それ自体に慣れているため、落ち着いてレースに挑めると思います。

ポイント練習で負荷をかけて、試合にも多く出場する、というやり方では確かに体に負担が大きすぎて故障の原因になってしまいますが、試合をポイント練習にするっていう手法はかなり効率の良いトレーニング方法なのかもしれません。

 

▼ふたりが結果を出した練習方法なのだからもう無視はできない。

今まで川内選手は特別だ、という感じで試合を練習ととらえる方法はそれほど今はまだ広まっていません。

でも今度は設楽悠太選手まで似たような手法で結果を出し、結果どころか日本記録まで更新してしまいました。

何の分野でもそうですが、結局実戦形式での練習が一番本当の練習になるんですよね。

今まで通りのマラソン練習をしている他のマラソン選手が結果を出せずに、この今までなかった新しい手法でのトレーニングをしている両選手が結果を出しているのだから

もう無視はできない練習方法だと思います。

 

▼マラソンだけじゃなくて仕事だって実戦が大事だよね。

これってマラソンだけの話じゃないですよね。

仕事だって実戦経験が本人を一番成長させます。たとえば電話応対の方法みたいな本をいくら読んだって本当に電話の応対がうまくなんてなりません。

営業だって営業の仕方!みたいな本はたくさんあってもそれを読んだところで何も始まりません。

まぁこれは極端な例でしたが、マラソンだけじゃなくて仕事だって実戦で失敗を繰り返したり、成功体験を繰り返すことでその人の力になっていくし、自信になっていくんですよね。

この実戦を練習にするという川内選手と設楽選手の方法は、むしろ当たり前のことだと言えるのかもしれません。

 

▼まとめ

実戦を練習としてとらえるこの方法は、今後他の選手にも広まっていくと思います。

大迫選手はアメリカに行って新しいことをしているし、どんどん積極的に活動している選手が最近結果を出しています。

これも何の分野でも言えることですが、周囲の声を気にせずどん欲に頑張る人こそ、良い結果を掴んでいる気がしますね。