僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

就職活動 新卒で後悔しないために

このあいだ転職活動について書いたので、今度は僕が新卒の時の話を書きたいと思います。

 

akuryou.hatenablog.com

 

 

リーマンショックでいきなり不景気に。

僕が就職活動に入る時、ちょうどリーマンショックが起きました。

それまでは就職余裕の売り手市場だったのが、突如採用見合せ等が始まり、就職難になったのです。

実は僕はこの時、就職志望ではなく、他大の大学院へ進学希望でした。

理系ならまだしも、文学部の大学院だったので、周囲からは「就職できなくなるぞ」とアドバイスをいただき、最終的には自分の意思で進学を諦め、就職活動を始めたのでした。

②いざ就職活動へ

とりあえず、リクナビマイナビ、enジャパンの就職サイトに登録。

求人を探し始めました。当然、はじめてのことなので勝手がわからず、企業選びの基準もよくわかりませんでした。

とりあえず最初に応募したのはカワチ薬局です。

これには特になんの意味もなく、ただ家の近くにあって知っている店だった、という他ありません。

③世間の厳しさを知る

カワチ薬局の選考はとんとん拍子に進み、実際に面接を受けることになりました。

四人くらいの集団面接だったと記憶しています。

はじめての面接だったので緊張しながら望みましたが意外と雰囲気はなごやかで、話始めればすぐに自分のペースを掴め、順調に面接は進みました。

しかしある学生の一言で空気は一変します。

「私は地元採用を希望します」

カワチは地元を離れない地元採用の社員と、全国転勤okの社員の、2つに採用方法が分かれていました。

僕は何となく受かりやすそうな全国転勤ok社員を希望していたのですが、この学生は地元愛を語り、地元に残りたい旨を熱論。

しかし、面接官は冷たくこうあしらいました。

「あのね、君。今の時代転勤できない社員が受かると思ってるの?甘すぎだよ、もっと考え方をあらためたほうがいいね、君は」

こんな感じのことを面接官から受けた学生は、完全に意気消沈。

隣でそれを聞いていた僕も含めた他の学生も、その厳しさに戦意喪失、といった具合でした。

その後何日かして、僕のもとに不採用メールが届きました。

あの学生はまだしも、なごやかに進んでいた僕も落ちるとは…社会の厳しさを知った面接でした。

 

④就職むずくね!?

正直、受かると思っていたカワチが不採用だったことによって僕の焦りはマックスでした。

ニュースでは就職難が囁かれ、実際に問題無さそうだった面接も落選。

そのうえ僕はいわゆる偏差値の高い大学ではありませんでしたので、そのコンプレックスにより余計に気持ちがマイナスになっていきました。

そこで僕が頼りにしたのはにちゃんねるの情報でした。

いったいどの業界が受かりやすいのか、どんな業界がホワイトだったりブラックだったりするのか……ふむふむSEはブラックなんだな、じゃあ止めとこう。

そんなんでたどり着いたのが小売業でした。

受かりやすいし、ブラックの中ではましな方なのでは?特に飲食とかに比べたら全然優良でしょ!と思い小売業を受け続けました。

⑤小売業受かりまくる

情報通り小売業は面白いように受かっていきました(カワチはおちたけど)。

体育会系出身なのが追い風になったのでしょう、次々と受けた企業が合格し、満足した僕はその中で良いと思った会社を選び、就職活動を終了させたのでした。

本当に興味のある業界を一度も受けることすらせずにです。

⑥今だからわかる後悔

正直、興味のある業界を受けていても受かっていたかなんてわかりません。

むしろ落ちていた可能性の方が大きかったと思います。

けれどなんのチャレンジもせずに諦めるのとチャレンジして諦めるのは全然違います。

それに新卒はまさに金の卵です。転職者とは違って無限の可能性があります。

また新卒の時は企業選びに残業や休日出勤にばかり目をやっていましたが、そんなものすぐにどうでもよくなります。ホワイト企業だからといって本当に幸せになれるのでしょうか?僕はなれないと思います。

やっぱりやりがいのある仕事は楽しいです。どんなに忙しくても。

 

⑦周囲がどう言おうとやりたいことをやるべき。

まわりの情報に惑わされず、とにかくやりたいことをやるべきだと思います。

実際世の中、やりたいことができる人は少数だとは思いますが、それに向かってもがくべきだと思います。

少なくともホワイト企業ブラック企業というくくりで仕事を選ぶ必要は絶対にありません。

僕が今選考を受けている会社は大抵ブラックだと思います。

それでもやりたいことに少しでも近い会社であれば文句はありません。

残業、会社に泊まる?のぞむところです!

 

とにかく新卒の就活生には後悔のしない就職活動を行ってほしいですね。