僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

女性が土俵には上がってはいけない問題について。宝塚市長の言い分は正直何言ってんだと思う。

どうも管理人です。

先日土俵の上に倒れてしまった男性に対して、救助するために土俵に上がった女性が、「女性は土俵から降りてください」とアナウンスされたニュースがありましたよね。

あれは、人命救助が最優先なんだから、アナウンスの方が批難されて当然の話で、TPOじゃないけど、いくらしきたりでも、時と場合を考える必要があることを考えさせられましたよね。

で、それに乗じてこんなこと言う人が出て来たんですよ。

 

▼宝塚市長、女性という理由でできないのは悔しい。

mainichi.jp

 兵庫県宝塚市で大相撲春巡業「宝塚場所」が6日開かれ、土俵上のあいさつを日本相撲協会から断られた中川智子市長(70)は、「女性という理由でできないのは悔しい。伝統を守りながら、変革する勇気も大事ではないか」と注文を付けた。同日のあいさつで土俵下から述べた。

 協会は「(土俵は女人禁制の)伝統に配慮し土俵の外であいさつしてほしい」と断っており、中川市長はこの日、注文を付けた上で「女性の知事や市長も増えている。女性の総理大臣が現れた時、土俵にのぼってはいけないのか」と疑問を投げかけた。

※上記リンクサイトより引用

まぁこんなことを挨拶で言ったみたいなんですよね。

このニュースを見て真っ先に思ったのは、何言ってんだこのおばさん、ということ。

ほんと、こういう人が市長だということにある意味感動すら覚えるんですが、先日の件と今回の件を一緒にするなと言いたい。

市長的には今回の件を男女差別だっていう風に言いたいんでしょうが、習慣と男女差別の問題を一緒に考えてはいけないと思います。

 

▼たとえば沖縄の御嶽とか。

たとえば沖縄に御嶽っていう俗にいう神社的な場所が各所にあるんですが、基本的に島外の人間は立ち入り禁止です。それは沖縄のしきたりがそうさせているからであって、みんなそれに納得して立ち入ったりはしないわけです。

今回の大相撲だってしきたりという意味では同じなんじゃないでしょうか。

相撲って歴史をさかのぼると平安時代とか、そのあたりからもうすでに存在していたみたいで、超太古の文化。

そういう文化に対して、市長は変革する勇気も必要なのではないか。とか平気で言っちゃうのが、もう何言ってんだこの人っていう感じ。

言ってしまえば沖縄の御嶽に対して、「え? 普通に入っていいでしょ? 観光のために入れるようにしないとだめだよ」って言っているようなもの。

 

▼なんか市長は男性たちが女性に意地悪をしているとでも思っているのか。

この市長はきっと男性たちが女性に対して意地悪で土俵に上がるな! って言っているのだと思っているのでしょうが、女相撲がある時点で、そんな風になんて思ってはないんですよ。

そもそも、女性は勉学をしてはいけない、とかそういうタイプの女性差別ではないんですよ、これは。

そのへんをはき違えて堂々と演説してしまうのだから本当に呆れてしまいます。

というか今回のことに乗じて、こういった演説をして自分の評価をあげようとでも思っているのでしょうか。

70歳になってもこういうことしか言えない市長って、もう勘弁してください。

 

▼まとめ

とりあえず、古いしきたりってそれなりに何かしらの意味があって存在するもの。

それを簡単にやめろとか、言っていいはずがありません。しかもそれを公の場で。

もっと考えて発言をしてほしいです。