東海大、館澤選手室内1マイル日本新!
どうも管理人です。
ハスキークラシック室内陸上が9、10日(日本時間10、11日)、米ワシントン州シアトルのワシントン大で行われ、昨年の日本選手権1500メートル優勝の館沢亨次(東海大2年)が1マイルを4分1秒56で走り、2008年1月に小林史和がマークした室内日本記録(4分03秒38)を10年ぶりに更新した。
いやー、これはやりましたね!
▼館澤選手が中距離界を変えられるか!?
昨年は1500メートルの主要大会を総なめしたと言ってもいい活躍をしていた館澤選手ですが、日本ではマイナーな室内1マイルだとは言っても小林史和選手の日本記録を抜いたことは非常に価値のあることだと思います。
1マイルは大体1609メートルなので、今回の記録は1500メートルを約3分45秒くらいで走っていることになりますかね。
ご存じの方も多いと思いますが、室内のトラック競技って1周400メートルじゃなくて300メートルなんですよ。
そのためカーブも急なのでタイムが屋外よりも出づらいのが一般的です。
その中でこのタイムなのですから、最近あまり盛り上がっていない中距離界の星として日本記録に期待せざるおえません。
▼しかも中距離だけに専念しているわけではない。
しかもすごいのはこの間の箱根駅伝も区間2位で走るくらい長い距離とも両立できている点。
中距離選手は一般的に中距離だけに専念するんですが、館澤選手は20キロだって走れちゃいます。
これは両角監督の指導が良いというのもあるんでしょうが、駅伝の練習ばかりしていてはスピードが落ちる、という世論を真っ向から否定できる素晴らしいことだと思います。
方法次第では十分両立も可能だということがわかる結果となりました。
▼しかもしかも館澤選手はまだ1500メートルを始めてから浅い!
しかもですよ、館澤選手は1500メートルを真剣に始めてからまだ日が浅いんですよ。
多分まだ、1年くらいなんじゃないかな?と思います。
これは本当に東海大に入ってよかったなと思う点なんですが、おそらく東海大に入っていなかったら館澤選手は1500メートルをやることはなかったのではないか?と勝手に思っています。
元々高校の時も1500メートルで特別な結果を出していたわけではなかったので、東海大に入って1500メートルの才能を見初められて始めた、と考えると人生が変わるくらいの分岐点だったと思います。
当然、1500メートルのスピードは5000メートルとかのトラックにも繋がってきます。
今後どんなタイムが出るのか本当に楽しみですね。
▼まとめ
東海大のトラックタイムの躍進はとにかくとまりません。
今回のアメリカの大会で、關、阪口、鬼塚選手ともに好タイムを出しています(阪口選手は室内3000メートルの学生新!)。
箱根は残念な結果でしたが、それだけでは図れない走力が東海大にはあります。
これからのトラックシーズン、東海大の選手から目が離せません!