【書評】小説を書いていて思うこと。西村賢太「無銭横町」を読んで、私小説と近い何か。
どうも管理人です。
僕は小説を書く人間なのですが、書く目的っていうのが主に自分の中に昔からいる登場人物を形にしたいという想いからです。
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↑このブログの一番最初にもそれについては書きました。
でもそういう自分の世界を書くこと以外もできなきゃダメだよなーと思って、あれやこれやとプロットを練ったりとかしてみたりするんですが、どうにもこうにもつまらない。
いや、そんな風に言っちゃうとそれこそプロを目指す上で失格になってしまうんですけど、事実だから仕方がない。
あーあ、もっとちゃんとお話を作れるようにならないとなぁと思いながら日々を過ごしていたんですが、今日読んだ西村賢太の小説に同じようなことが書いてあってびっくり。
無銭横町【電子書籍】[ 西村賢太 ]
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この文庫に入っている短編に、「私小説以外の空想話を書いていてもむなしくて、結局私小説を書く」みたいなことが書いてあって、あーこの気持ちと一緒だなぁと変な共感を得てしまいました。
僕の場合は私小説というわけではないんですが、心持ち的に私小説みたいな立ち位置になっているんだろうなと気づかされました。
これは自分のなかで大きな創作のヒント。
私小説的なアプローチで自分の作品を書いていったらうまくいくかもしれない、と考えさせられました。
まぁなんか、それだけ。