読書が苦手な人に向けた苦手意識を克服する3つの心構え
読書をした方がいいとは色んな人が言っているけど、
「正直、読書って苦手」
「読んでいても面白くない」
と思って、読書に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は読書好きな僕の考え方を軸に、読書に対する苦手を克服する方法を書いていきたいと思います。
ここに書いてあることを参考にすれば、きっと読書に対しての苦手意識がなくなって、楽しく本を読めるようになりますよ。
▼読書の苦手意識を克服する心構え。
漫画や映画、それにネットと、さまざまな媒体で色々な情報が飛び交っている中、地味で一番時間のかかる読書に対して苦手意識を持ってしまうのも無理はありません。
そこでこの章では、読書の苦手意識を克服する心構えについて書いていきます。
①読書は「楽しむもの」ということ。
まず知っておいてほしいのは読書は「楽しむもの」ということです。
なぜなら読書は勉強ではなく、自分の知らない未知の世界を体験する、いわば旅行と同じようなものだからです。
僕のように小説家になりたいという人であれば、勉強のために読まないといけない本も当然多数あります。
しかし、そうではない人にとって読書はまず第一に娯楽です。
活字を読むことは漫画やアニメを見ることと一緒なのです。
②読んでわからない箇所はわからなくていい。
第二のポイントは、読んでいてわからない所が出てきたら、わからないままでいい、ということです。
先ほども書きましたが、読書は「楽しむもの」。書いている作家は読者を楽しませなければいけない義務があります。
それにも関わらず、読者に「ここは何かわからないなぁ」と思わせてしまったら、それは作家のせいなのです。
そのため、読者はわからないことに対して罪悪感を持つ必要も、調べる必要もありません。
自分がわからない箇所は飛ばして読めばいいんです。
なんと不真面目な……と思う方もいるかもしれませんが、読書の大前提は最初に述べたように「楽しむこと」。
わからない所を一生懸命読んでも面白くないだけで楽しめません。
③名作だろうがなんだろうがつまらないと思ってOK。
三つ目は、名作だろうがなんだろうが、つまらないと思ってOKということです。
ちょっと前にドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」なんかが流行りました。
カラマーゾフの兄弟(上巻)改版 (新潮文庫) [ フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス ]
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ネット上の読んだ人の感想見てると、面白かったと言っている人が多数。
しかし、これって本当に面白いと思ったんですかね?
まず文庫本で三冊という、読書家の僕ですらちょっと尻込みしてしまう長さ。
そして冗長な会話文、時代背景も国も違う物語の世界……。
本当にみんな面白いと思えたんでしょうか?笑
とまぁこんな感じで、有名な名作だと「もしかして僕の頭が悪いからわからないのかな……」と不安になってしまい、面白くなくても面白かったと言ってしまいがちなのが人間の見栄っ張りなところです。
②のポイントにも通じてきますが、あなたが面白くないと思ったらそれは絶対に正しいことなのです。
無理して面白くない小説を読んで、無理して面白かったと言う必要なんてどこにもないんです。
ちなみに当ブログは書評を結構取り扱っていますが、
過去記事に書いている通り、つまらないものはつまらないとはっきりと言っています。
このくらいの気持ちでいいんですよ、読書って。
▼面白い本との出会い方。
ここまでで本を読む心構えを書かせてもらいました。
ここからは「面白い本との出会い方を教えて!」という疑問にお答えする、僕なりの面白い本との出会い方を紹介します。
①本屋さんで表紙、題名が気に入ったものを買う。
さてこれが一番王道な探し方です。
とりあえず本屋をウロウロしてください。
そしたらきっと、
「あ、この題名いいな」
「この表紙のイラストかわいくていいな」
とか、見た目で好きになれる本と出会えるはずです。
そんな風にしてあなたの目に止まった本は、多少なりともあなたの琴線に触れるものなので、きっと面白く読めますよ。
一番ダメなのは「名作って言われてるからこれ読むか」みたいな感じで、それほど自分で興味を持てていないのに何となく選んでしまうこと。
十中八九その本を読んでもあなたは楽しめません。
自分がいいなと思った本を本屋さんで見つけて買うようにしましょう。
②小説を紹介しているメディアや本を参考にする。
次は小説を紹介しているメディアや本を参考にする、ということです。
「さっき自分で決めた方がいいって言ったじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、ただ名作だから読もうというのと、紹介を読んで「あ、これ面白そう」と思って買うのでは、似ているようでまったく別の動機です。
僕の書評を参考にしてくれてもいいです笑。
……それはさておき、具体的に僕がおすすめするメディアと本を紹介します。
・作家の読書道
↑リンク。
色んな作家さんたちの作家になったきっかけとか、今までの読書遍歴をインタビュー形式で紹介しているサイト。
色んな作家さんが取り上げられていますが、かなり面白いです。
自分の好きな作家さんが「こんなの読んでました」と言っているのを見るとそれだけで読みたくなってしまいます。
・「文学全集を立ちあげる」
【中古】 文学全集を立ちあげる 文春文庫/丸谷才一,鹿島茂,三浦雅士【著】 【中古】afb
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有名な作家さんと批評家の三人があーだーこーだ言って、世界中の文学を評価して紹介している本。
ちなみに僕はこの本が大好きで、暇さえあればぺらっとめくってその都度楽しんでいます。トイレにいつも持っていくくらい大好きな本です笑
古典的な本に興味がある!っていう人は見ているだけで色んな知識が吸収できる名著です。
▼おまけ:読書を楽しむためのグッズ
最後に読書を楽しむためのグッズを紹介したいと思います。
・読書用デジタルしおり
タイマー:読書用デジタルしおり「mark-my-time」【メール便可¥320】
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僕も愛用している読書用デジタルしおり。
ちなみに実際に買うと写真よりはでかいということだけは認識しておいた方がいいでしょう。
主な用途として、一日どのくらい読書に時間を割いているだとか、一冊読み終わるのにどのくらい時間がかかっているのか、というのを計測するために僕は使っています。
時間を把握して読書時間に必要な時間を逆算して捻出するという感じです。
まぁそこまでしないとしても、単純に「今日何時間読書した!」っていうのがわかるのは単純に達成感があって面白いと思います。
・お風呂で読書ができる「ぷっかぁー」
お風呂に浮くブックスタンド、「ぷっかぁー」。
読書時間を捻出するって結構大変なので、こういうお風呂の時の時間を使って本を読めるというグッズは単純だけどやっぱり便利です。
それにお風呂って長時間入ってこそ健康効果があると言います。読書は長時間のお風呂にぴったりのパートナーと言えるでしょう。
▼まとめ
いかがでしたか?
最後に一番伝えたかった読書に対する心構えをまとめます。
①読書は「楽しむもの」ということ。
②読んでわからない箇所はわからなくていい。
③名作だろうがなんだろうがつまらないと思ってOK。
上記ポイントをおさえて、楽しい読書生活を送りましょう!