小説家を目指す上で専門学校に行く意味はあるのか?僕なりの考え。
どうも管理人です。
小説を書く専門学校ってありますよね(正確に言うとラノベ)。
日芸大でも小説を書くことを学ぶコースがあるみたいですが、果たしてそういった学校に行く必要はあるのでしょうか?
僕個人の意見を書いてみました。
▼ぶっちゃけないと思う。
はい、いきなり答えを言ってしまいました。
書いてみますだなんたって言っていきなり答えを書いてしまうこの始末。
あくまで僕個人的な意見ですが必要ないと思います。
やっぱり、小説を書くって色々な経験がものをいう場面が非常に多いので、小説以外の何かから学ぶことが大事。
それなのに特に多感な10代~20代前半を小説の専門学校に行くことで潰してしまうのはすごくもったいない。
個人的に大半のライトノベルは、ゲームとかマンガ方面にあまりに影響を受けすぎていて、面白くないというのが感想です。
最近のだと「りゅうおうのおしごと」とかは面白いと思いますが、量産型の萌えライトノベルは小説の体裁すら怪しい。
絵がかけなくて漫画が描けないから小説書いてます!っていう感じなんです。
でもなんとなく今の時代で特別な経験をしていない人が書く小説って、そんな感じになってしまう気がします。
もしかしたら専門学校とかでそういう風に書くことを教えているのかもしれませんが、僕は普通に大学に行って、普通に就職をする方がよっぽど小説の勉強になると思います。
▼あるとすれば人脈。
小説を書くことの実務的な意味では専門学校は必要ないと思いますが、同じ作家志望の仲間ができたり、学校との繋がりで仕事がくる、そういうものを狙うのであれば、良い環境なんじゃないかな?と思います。
まず作家志望の仲間ってどうやって集めるんでしょうか?高校とか大学で文芸部みたいのがあれば容易に集まるのでしょうが、社会人になったらまじで皆無です笑。
そういうある意味稀有な作家志望仲間とお手軽に知り合えるのが利点です。
だって、周りは全員作家志望ですからね!
あとはやはりそういった学校なので、業界との繋がりは強い。
業界の人に知り合えるし、それを通じて仕事ももらえるかもしれない。
こんな感じの、行く意味がないとは言い切れない、大きなメリットがあるのも事実ですよね。
▼それでもマイナスの方が大きいと思う。
僕は個人的に大きな挫折を経験したことによって本の素晴らしさに気づいたタイプなので、何よりもそういう経験を大事にします。
会社で色々な人を見ても自分の人生の価値観を劇的に変化させるほどの経験をした人は少ないです(別に聞いたわけではないですが、そういう経験をした人は他の人と目が違うし、言動が違う。嘘みたいな話ですが見ればわかります)。
余談ですがそういう経験をしたことのない人は総じて子供っぽく、なにか本を読むとその本に書いてあったことにモロ影響を受けて吹聴してまわる人が多いです。
すっごく不思議なんですが共通して上記のような人が多いです。そういうものなんでしょうか。
さて、話しはずれましたが、僕はそんな大きな挫折を経験して初めて小説に書いてある意味がわかるようになりました。
だから僕は経験がない人が本当の意味で本に書いてあることを理解しているとは到底思えないのです。
作家でもない僕がこんなことを言うのはおかしな話なのですが、「価値観を変える経験」を積むためにも専門学校などの限定的な世界に行くのはプラスよりもマイナス面の方が大きいと思います。
▼まとめ
さてこんなことを書いてしまって関係者に刺されてしまいそうですが、村上春樹さんも言っていますが作家になるためには「一生懸命生きる」のが一番の勉強になると思います。
人生の決断は個人の自由ですが、安易な方向に向かわずに「一生懸命生きる」、この部分がぶれてしまわないように、夢に向かって頑張るのが大切だと思います。
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