セカオワのsaori 直木賞候補に
SEKAI NO OWARIのsaoriさんが直木賞候補になったみたいですね。
個人的には読んでないし、今後読むことも多分ないからどうでもいいんですけど、これはちょっとある意味話題になりそうです。
①出版界の話題づくり!?
saoriさんには失礼だと思いますけど、出版社が話題づくりのために選出したのは間違いないでしょう。
芥川賞も直木賞もまずは編集者が候補作品を決めて、そこから選考委員の選考が始まる、といった具合です。
なので一作目で選出されても何らおかしくないんですが、直木賞は中堅の作家に与えられる、いわばすでに実績のある作家に対しての賞です。(朝井リョウくんもちょっと若すぎたけど)
僕の知る限りではかつて野坂昭如がデビュー作で候補に上がった気がしますが、普通はデビュー作に与えられるものではないのです。
②でもいいんじゃない?
ただ正直話題づくりでも何でも出版界は本が売れるような方向に動くべきです。
だって単純に本が売れなくなってるんだから。
本の場合は文化的な側面もあるのでなくなることはないでしょうが、コンテンツ的に衰退していくのは間違いないです。
衰退していくとどうなるか?
当然よい作品が生まれなくなってくるのです。
よい作品がなければさらに衰退しての繰り返し。
世の中やはり金は大事です。
売れなくちゃやっていけないのです。
③本を好きになる入り口にも。
saoriさんの本がどんな内容なのかわかりませんが、普段本を読まない人の入り口になればしめたものです。
普段読まない人がドストエフスキーとか読むわけないんです(一時期カラマーゾフの兄弟が話題になりましたが本当にみんな読んだの??)
④他の作家がかわいそう??
中には他の作家を候補にしてやれよ!
枠がもったいない!
と言う人もいるかもしれません。
これははっきりといえます。
そんなことはありません。
なぜなら現代はほとんどまともな作家なんていないので賞に値しないという意味ではsaoriさんと特別変わらないからです。
おそらく編集者も同じように思って今回の選出をしたのでしょう。
編集者もひとりの本好きのはず。
本当に賞を受けさせたいという作家を差し置いての今回の選出はないでしょう。
④ごちゃごちゃ言う人はまず読むべき
とりあえず批判する方がでてくるのは間違いないでしょう。
けど批判するにしても読んでから批判すべきです。
読んだうえの批判であれば、それは作品のクオリティの責任ですからしょうがない。
まぁ大半の人は読まずに批判するでしょうね……。
ちなみに僕はセカオワのファンと言うわけではないのでご了承ください。
saoriさん可愛いと思うけど笑