僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

残業は悪なのか?それとも合理的?

どうも管理人です。

今日はすごく危なかったんですよ。なにが危なかったってさっきまで残業で働いててブログの更新ができないところでした。

一応このブログ、始めてから毎日更新をしているので日が変わると毎日更新が途絶えてしまうところでした。

うちの会社はまぁ時期とか部署にもよるんですが、基本残業なしなんてありえません。まぁでもほぼ色んな会社がそんなもんなんでしょう。日が変わらないだけ、恵まれてるとも言えます。

国は働き方改革だなんだっていって残業を減らそうとしてるみたいですが、今まであったものをなくすのはそう簡単なことではありません。

で、残業について興味深い考え方を見つけたので紹介します。

 

▼人に仕事をつける?

 新卒一括採用で組織に取り込まれ、メンバーシップ型の雇用のもと、業務が次々に変わる。

いや、個々人の業務が必ずしも明確ではない。転勤もあれば、昇進・昇格もある。

この日本型の雇用システムは「空白の石版」のようなものである。

そして、「人に仕事をつける」モデルである。海外のような「仕事に人をつける」というモデルとは大きく違う。

引用元 Fun365 by Oriental Trading | See It. Shop It. Make It.

 「人に仕事をつける」なんだか納得の考え方です。引用元の記事によると、この日本の特有のシステムこそが残業を生み出すきっかけになっていると言うのです。

たしかに思い当たる節があります。

日本人って普段の仕事ではないものを急にふられても「あ、それ僕の仕事じゃないんで、やりません」って断る人なんてほぼいないですよね?

だからこそ次から次へと仕事が舞い込んできて、結果残業。日々のルーティンだけで残業をしなくてはならなくなる状況は考えてみればあまりないかもしれません。

そういえば海外の有名なスーパーマーケットは品出しする人、レジを打つ人、などの役割を完全に分担していると聞きます。

日本の場合は社員だったらなんでもやりますよね。品出しするし接客するしレジも打つ。

まさに人に仕事をつけてますね。そりゃあ残業をすることになるわけです。

あとは今労働環境ブラックで話題の宅配便とかの物流業。

とある国だと運転する人と実際に積み込んだりする人が完全に分業になってるみたいで、運転役の人は積み込まれるまで特に手伝わずに寝て待ったりするらしいです。

日本人では考えられないスタイルですね。でも反対に日本人って変に真面目すぎるのかもしれません。世界的に見たら日本人の真面目さの方が浮いてます。

いっそみんな同時に不真面目になれば世の中楽しくなるのに、と思います。

 

▼しかしそのシステムにも利点が。

 そんな残業を発生させてしまう独特の働き方にもなんと一応利点もあるそう。

それは柔軟に対応できる体制であることがあげられるみたいです。

そりゃそうですよね。スペシャリストとは違ったゼネラリストが社員の大半なんだから、なにかが起きたときに対応がしやすい。

これは当たり前、というか利点といえるのでしょうか?

個人的には日本がアメリカとかから見て劣ってるのって、スペシャリスト不在だからだと思うんですよね。

特定の分野で突き抜けた人を育てる環境にないから突き抜けた結果が出せない。それって国の発展的にどうなんでしょうか。たしかに日本人特有の安定感みたいのはあると思いますが、なんていうかひとことでいうと、地味で面白味のない人種ですね。

器用貧乏という言葉がありますが、日本の働き方は正にそれがぴったりの世界です。

 

▼本当の意味での働き方改革。

働き方改革で残業が減ったら本当に人は幸せになれるのでしょうか?僕はならないと思います。せいぜい寝る時間が増えるくらいでしょう。

日本の会社での一般的な働き方は、働いていてすごく単純に面白くない。なんでも中途半端にちょこちょこやってても面白くなるはずがありません。

どの国でも自分のやりたいと思っていた職につける人はまれだと思います。

だからある程度は我慢して働かなくてはならないのですが、ひとつの業務のスペシャリストになれば、それまでは興味のなかった分野でも急に好きになったりして、仕事が楽しくなる。そういうことが起きると思います。

楽しく働く。日本の働き方が変わって、本当の意味で改革がおこればいいなぁと将来に期待しています。