僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

RPGツクール3の黒歴史な思い出を振り返ってみた

どうも管理人です。

RPGツクールって知ってますかね?

いまはどうだかわかりませんが、僕が中学生くらいだったときはわりとみんな持っていました。

ちなみにRPGツクール3です。

今日はそんなRPGツクールの思い出を語りたいと思います。

 

▼誰も最後までつくれない。

これ。誰も最後までつくれない。

これがRPGツクール真理です。少なくとも僕の周囲のひとたちはみんなちょっとつくって終わっていました。

一番最初にラスボスをつくってテストプレイで戦っている人が多かったですね。

最強の武器とか、脳内設定でいる隠しキャラとか。そういうのつくってキャッキャッして終わる、それがRPGツクールでした。

それはそれでなんだか牧歌的で、ゲームのあるべき姿なのかもしれません。ちまちまとひたすらイベントとかを設置してるよりよっぽどゲームしてる感じですよね。

 

でも僕は最後までつくりきったんですよ。まわりは誰も作りきっていない中、メモリーカード3枚使った大作『ファイナルクエスト』を。

 

▼ファイナルクエストあらすじ

タイトルの明らかなパクリ感はとりあえず無視してください。大作のあらすじを書こうと思います。

主人公ラーナスとその幼馴染みエリィは、村で平和に暮らしていた。しかしその村に突如、かつて世界を滅ぼした四邪神のひとりガロウブレイドが現れ、村は火の海に。

二人も殺されかけるが、村の宝である聖石サファイアによってガロウブレイドを退けることに成功する。

村を失った二人は途方にくれるが、世界に12個散らばる聖石をすべて集め、過去に一度は封印されたはずの四邪神をふたたび封印するための旅に出るのだった。

そう、かつて聖王がそれを成し遂げたように。

……えーっと、どうでしょう?

こんな感じのストーリーで各地で仲間と聖石を集める物語です。

タイトルはファイナルクエストのくせして、なんとなくロマンシングサガっぽいのは気のせいでしょう。

まぁ12個(といってもすでに1個は手に入れてる)もある聖石を各地で集めるわけですから、結構な分量のシナリオでした。

とても人間ドラマが書けていたとは到底思えませんが、王道すぎるくらい王道なファンタジーRPGでした。

 

▼僕のロマン

はっきりいってロマンシングサガに影響を受けていた僕は、随所にそれを反映させていました。

たとえばボスキャラの技。

普通のRPGって結構ボスキャラの使う技って特殊ですよね?ボス専用のエフェクトのすごい技。

でもロマンシングサガってほとんどそれがない。

七英雄のワグナスの使うサイコバインドだって、自軍キャラも使える槍技だし、ロックブーケテンプテーションすら雑魚キャラでも使うやつがいます。

特殊な技ってほんとフォルネウスのメイルシュトロームとか、ビューネイのトリニティブラスタークジンシーのソウルスティールくらいじゃないでしょうか?

破壊するものですら『爪』とか『サクション』使うし。

 

ようはロマンシングサガシリーズってなんかさりげなくかっこいいんですよ。

ラスボスだろうがなんだろうが、みんなと同じ技使うんです。うまく説明できないけど、玄人的なかっこよさです。

僕はそれに憧れて四邪神ですら雑魚と同じ名前の技を使うように作っていました。

 

でも四邪神のガロウブレイドだけ、ストーリー的に主人公の村を滅ぼした宿敵ですから、ちょっと特殊にしていました。

四邪神は全員ドラゴンの姿をしているのですが、ガロウブレイドは終盤聖石を集め、強くなっている主人公パーティーに対抗するべく、自らの体を半分機械に改造させます。だからV2ロケット』とかを使う特殊なキャラになっていました。

 

ちなみにここもロマンシングサガに影響されています。なんかスービエってほっとくと海の主と合体するじゃないですか?特にそれについて語られることがないのがかっこいいと思うんですね。

ガロウブレイドは終盤主人公たちも訪れたことのある機械の町を滅ぼします(細かい設定の説明は割愛)。

そして滅び去った機械の町で、主人公たちと対峙する。そして機械化しているガロウブレイド

なんかよくないですか!?

改造させたのかな??とか色々見てる方に想像させる感じ。僕はロマンシングサガのおかけでしぶいかっこよさを学んだのです。

 

▼物語の終盤、おさななじみのエリィが!!

なんとエリィはかつて四邪神を従えていた魔王の生まれ変わりだったんです。

終盤それに気づいたエリィは自分から主人公のもとを離れます。しかし、魔王の血はおさえられず、主人公たちと戦うことに!!

 

エリィを倒した主人公たち一向はそれぞれの道を歩み始めます。主人公はかつて滅びた自分の村の跡地にいました。

『ここで待っていればエリィが帰ってくる気がするんだ』

そして目の前に、エリィらしき人影が来たところでエンディングとなります。

 

……まぁベタですね。設定もなかなか厨二。

ですが、Fateとかも設定だけ見れば、結構あれですよね、聖杯戦争とか。

けど、雰囲気作りがうまいのかなんなのかわかりませんが、どこかクールな作品に仕上がっています。

だからこのストーリーもまじでちゃんと書けば意外とクールなストーリーになるかもしれません(さすがにタイトルは変えますが)。

 

▼実はファイナルクエストが創作の原点!?

自分で考えた物語をはじめて形にしたのが、思い返せばこのファイナルクエストです。

僕はこの時からなにか物語をつくりたいと考えていたのかもしれません。

 

で、実は今考えている小説も、RPGツクールでつくろうと考えていたRPGがスタートなんです。

最初は今とは全く違うものでしたが、どんどん形を変えていき、しまいには文学的な内容にまで変化していきました。登場人物も変わったので完全な別物なのですが、源流はツクールです。

なんだか、おもしろいですね。いったいなにから物語が派生するかわかりません。

 

こうやって、おもいだすと何だか楽しくなってきたのでライトノベルとしてファイナルクエストをリライトしてみようかな!

 

なんだこのラノベ笑