僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

この人気漫画はデビュー作だった?作者の書きたいもの。

どうも管理人です。

こんなニュースを見つけたんですよ。

連載デビュー作ときいて驚いた大ヒット漫画 ONE PIECEや進撃の巨人も - Peachy - ライブドアニュース

この人気漫画はデビュー作だったみたいな。

でもそれって必然みたいな部分もあると思うんですよね。

 

▼一番最初に書いたものがその人にとって書きたいもの。


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やっぱり小説でもそうですけど、その人のデビュー作っていうのは、その作家の特性が凝縮されているものが多い。

っていうのも当たり前だけど、一番書きたい何かがある時期で、それをうまく作品にできたのがデビュー作なわけですから小手先の技術よりも作家の個性がモロに現れるんですよね。

それに漫画家も小説家も本当にすごい作品を書けるのはおそらく一作だけ。あとは本当に書きたいもの以外を書いて多少の人気を得られるだけです。

 

▼ワンピースなんかは作者の書きたいものをすべて詰め込んでいる。

ワンピースなんかは作者の書きたいものをすべて詰め込んでいるような作品になっていますよね。連載が長期化しているからというのもありますが、作者が楽しんで書いているのがこちらにも伝わってきます。

デビュー作でありながら作者のすべてを盛り込んであるんですから、デビュー作とか何も関係なく、おそらく作者の最高傑作になっていますよね。

 

▼作家は生涯で1~2作くらいしか傑作は書けないと思う。

そもそも作家って世間から傑作だと言われるような作品を1作書ければ良い方だと思います。

多分人間一人の力では、魂を込めた作品を書けるのは1作が限界。

まれに天才が2作くらい書いてしまうかもしれませんが、多くの作家は1作止まりでしょう。

その証拠として何年後も残っている作品は少数だし、大体1作者1作品です。

そんなもんだから、デビュー作が超ヒットするっていうのも当然と言えば当然で、特別なことではないのだと思います。

 

▼まとめ

人気漫画はデビュー作だった!というと珍しい感じに聞こえますが、それほど珍しいことではありません。

むしろ何作も書いてやっとヒット、何て言う方が珍しいのかもしれませんね。