僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

村上春樹はノーベル文学賞が本当にとれるのか?

どうも管理人です。

毎年ノーベル賞の時期になると話題に上がるのが村上春樹。しかし、毎回話題になるだけで終わってしまっています。

本当にノーベル文学賞村上春樹はもらえるのでしょうか?

ひとりの文学好きとして語ってみます。

 

▼結論から言うといつかはもらえる。


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結論から言うといつかはもらえると思います。

なぜって単純に世界全体から見ても、その小説世界にはパワーがあるからです。

もちろん好き嫌いはあるにしても、描いている世界観の大きさは日本人作家の中で現状NO1であることは認めざるおえません。

余談ですが、不思議なことに近代文学の世界で日本人が大きな世界を描こうとすると、ファンタジー的な世界になるような気がします。村上春樹はもろにファンタジーですよね。

おそらく大江健三郎が日本で始めた大江的なファンタジーがスタートとなっていると思います。

 

そんな村上春樹

ネットではやはり叩かれることが多いですが、ネットは基本的に有名な人であれば誰でも叩かれます。

きっと、川端康成とか三島由紀夫が生きている時にネットが存在していたら彼らも叩かれていたでしょう。

 

▼ただし候補になっているというのは誤り。

正直、カフカ賞とか世界的な賞をいくつも受賞しているので間違いなくノーベル文学賞候補にはなっているのでしょうが、正式な情報はないのでノーベル文学賞候補になっている、というのは誤りです。

現在本当に候補にあがっていた日本人は、実際に受賞した川端康成大江健三郎。あとは谷崎潤一郎三島由紀夫賀川豊彦西脇順三郎のみが正式な情報として発表されています。

あとは色んな話とか、スウェーデン図書館に置いてある日本人作家の本を見る限りだと、安部公房井上靖遠藤周作あたりも候補だったと思いますが、まだ正式な情報はありません。

あとは原爆をテーマに取り扱っていた林京子なんかも候補になっていてもおかしくないかもしれません。

 

村上春樹を叩いていないで次が出てこないといけない。

村上春樹を叩いてばかりいないで、もっともっと違う作家も台頭してこないといけません。

今の文学界は本当にヤバイです。衰退しきっているといってもいい。

村上春樹くらいの世代の作家が本当の意味での作家としては最後になってしまっています。

村上春樹はあと10年くらいの間にノーベル文学賞を受賞すると思いますが、その後は一体誰がとれるのでしょうか?現状、他に誰もいないんです。

 

▼まとめ

村上春樹は間違いなくノーベル文学賞を受賞すると思います。

それだけの実力をもった作家だからです。

けれど、本当に日本人が注目すべきは次の世代の作家。

もっともっと若手が台頭してこないと文学界の衰退は止まりません。