僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

芹沢光治良とラブライブサンシャインに深い関係が!?

どうも管理人です。

僕の好きな作家に芹沢光治良さんっていう人がいて、今日は芹沢さんの記事でも書いちゃおっかなぁーとグーグルで「芹沢光治良」と検索するとなぜか、「芹沢光治良 ラブライブ」とでる。

いやいや、そんなことないでしょ、この人とラブライブって全く関連性ないでしょ。

と思って調べたら、なんと嘘みたいな話ですけど、あったんです。

 

▼まずは芹沢光治良さんの紹介を。


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とりあえずラブライブはおいといて芹沢さんの紹介を。

 

で、簡単に説明すると、有名な作品としては「巴里に死す」「人間の運命」があります。

「人間の運命」は今この小説を読む人いるのかな?というほど長い大河小説で一人の人間の人生を丸々書いている大長編。

長いと言っても芹沢さんの文章は読みやすいのでそれほど長さは感じません。

ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を読む方が僕にとってはよっぽど苦痛でしたね笑

ちなみにもう絶版になっているので僕はかつてブックオフで買い集めた記憶があります。

 

そして「巴里に死す」。

この作品は日本で一番最初に海外で本格的な評価をもらった作品といっても良い作品で、フランス語訳がフランスで大ヒット。

これにより、ご本人はノーベル文学賞候補になっていたと晩年の作品でも言っていますが、真相はわかりません。

現段階で日本人で実際にノーベル文学賞候補だったのは(50年後にその時の候補だった人が公表される)、谷崎潤一郎、三島由紀夫、西脇順三郎、賀川豊彦、そしておそらく安部公房と井上靖なので、芹沢さんがどうだったのかは真相は闇の中ですがそれだけ海外でも評価されている日本人作家のひとりでした。

 

▼でラブライブサンシャインとの関連性。

どうやらその人間の運命の登場人物とか、文面にラブライブサンシャインの元ネタが眠っているのでは?という話なんです。

①芹沢の家は土地で津元と呼ばれる網元であった(中略)零細な漁村にあって芹沢家は恵まれた地位にあった
→黒澤家が旧網元の名家という設定

 

②三吉(芹沢光治良の叔父)の妻の千賀(ちか)
→高海千歌

 

③芹沢はかつて家の菩提寺であった島上寺に、隣家の清吉兄さんに付いて通うようになったのである。「わが青春」は<その様子が漢字とルビのようだとて、先生(島上寺にあった私塾の先生)は私をルビちゃんと呼んだ>
→黒澤ルビィ(黒澤ダイヤはルビィありきの名前かと)

 

④よく知られた国木田独歩の短篇
→国木田花丸(?)

 

⑤やがて安生家(芹沢の大学生生活を資金面で支えた一家)の娘である鞠と知り合うこととなり、プラトニックで真剣なかなわない恋愛を経験するのである。
→小原鞠莉
(また、安生鞠はその後ドイツに渡っており)、鞠莉が卒業後に海外の大学に行くと発言しているのもこの辺りから来ていると考えられそう。
ちなみに芹沢は結婚後にフランスに留学し、さらに自身の子を「万里子」と名付け、「マリー」と呼んでいる。

まぁたしかに関連性があるといえばある気がする。

しかも芹沢さんって沼津の我入道海峡の近くに記念館があるので、なおさら「もしかしたらそうかも?」と思ってしまいます(ちなみにこの記念館かつて僕も行ったことがありますが、かなりこじんまりとした記念館です)。

まぁ静岡の沼津を舞台にしている時点でかなり土着的な部分がラブライブサンシャインにはあるので、沼津で有名な作家の作品から名前などをもらったと考えても不思議ではありません。

 

しかしそこまで徹底して沼津を体現している作品ならもっともっと沼津らしい場面とかを出した方がよかったと思います。

結局ラブライブサンシャインって、ラブライブの焼き直しでしかなくて、舞台が静岡に変わっても結局やっていることは同じという印象です。

もし、沼津の地方性を前面に押し出していたら(たとえばしゃべる言葉も方言があるなら方言にするとか。方言があるかわからないけど)、ただの焼き直しにはならない新しい作品になっていたのにと思うと残念でなりません。

 

中上健次は紀州をうまく小説の舞台に落としこみました。

そこまでとは言いませんが、せっかくキャラクターは可愛いのですから、安易にラブライブ人気にすがった2期にせずに、もっとつくりこんでほしかったですね。

 

▼まとめ

さて非常にとりとめもない記事になってしまいましたが、結局本当に元ネタなのかなんて誰にもわかりません。

まさに芹沢さんがノーベル文学賞候補だったのかわからないのと同様に、真相は闇のなかといっていいでしょう。