【とばして読む?】本を読む時間のない人へ。オススメの読み方を教えます。
どうも管理人です。
僕は小説家を目指しているというだけあって、たくさん本を読んできました。
家の中は本だらけで、家族からも顰蹙を買っています。
しかし、近年本を読む人が少なくなっているように感じます。その大きな理由は読む時間がない、というところでしょう。
そんな本を読む習慣のない方たちのために、僕なりのオススメの読み方を書いてみました。
▼いきなり難しい本を読まない。
そもそもの話になってしまいますが、まず読書習慣のない方はいきなり難しい本を読まない方がいいです。
理由は簡単です、読み終わることができないから。
たとえば今結構話題になっている「サピエンス全史」とかありますよね?話題にはなっているけれど、上下で2冊あっておそらく読み終えた人は普段から本を読んでいる人でしょう。
普段読まない人っていうのは「よーし、読むぞー!」って感じで気合いをいれてそういった本を読み始めようとしますが、そういうのはやめましょう。
普段読まない人はそもそも本の面白さっていうのに気づいていないので、まずは簡単に読めて、自分の興味のある分野の本を読んだ方がいいいです。
自己啓発本とか、かなり読みやすい構成になっているので読書習慣のない人にはオススメです。
あとは、漫画でわかるシリーズ。上であげたサピエンス全史も漫画でわかるシリーズがありますね。
漫画なんて駄目だろ……っていう人は気持ちを改めましょう。要点がきっちりまとめられていてわかりやすいし、読む時間もたいしてかからないので、これほど初心者にわかりやすい媒体はありません。まったく読まないよりは漫画版でもいいので読んだ方が100倍有益です。
たしかに本当にその本を理解するには、原典をしっかり読む必要があると思いますが、どうせ読まないので漫画からスタートし、興味が出たら原典を読む。これが理想だと思います。
▼慣れたら速読する。
ある程度の冊数を読むと本の楽しさに気がつき、色んな本が読みたくなってきます。
そこでおそらく多くの人がもっと早く読みたい!と思うでしょう。
そんな人たちは、速読に挑戦しましょう。
僕の言う速読はなにも一文字一文字を早く読むことではありません。
僕自身は練習したのでその速読ができるのですが、結局ゆっくり読む必要のある本は速読不可能ですし、電車とかの環境では集中力の関係で難しいです。
正直あまり使えない技術だと思っています。
そんな中でおすすめしたい疑似速読は飛ばして読むことです。
本をある程度読んだ人ならわかると思いますが、読んでいて「ここはしっかり読む必要はなさそうだな」「もう知っている情報だな」という箇所に当たる時があると思います。
そういうところは思いきって飛ばしましょう。読んでも得るものは特にありません。
なんと不真面目な!と思うかもしれませんが、僕の知る限りでは読書家ほど飛ばして読んでます。
かの有名な小説家サマセットモームも飛ばして読むことを推奨しています。「戦争と平和をちゃんと読んだことのある人っているの?」と言っていたのは興味深いですね。
得るもののない文章を読んでいても退屈になるだけで余計に読むスピードを落とすことになります。
人生は有限で1日1冊読んでも1年で365冊しか読めません。
この世にある本をすべて読むことは不可能なこの世界、自分が不要だと思う箇所は勇気を出して切り捨てた方がいいです。
▼同じ分野の本は3冊くらいは最低読む。
そして早く読めるようになったら同じ分野の本は最低3冊くらいは読みましょう。
なぜなら1冊だけだと個人的な見解も入っているので知識というよりかは、その人の考えになってしまうからです。
飛ばし読みを活用すれば、3冊なんてお手のものだと思います。
よく「~~って~~らしいよ」と、完全に本から受け売りのことを説明する人がいますが、そういう人ほど1冊だけ読んで、それを完全に鵜呑みにしている傾向があると気がします。
3冊読むとわかると思いますが、本の内容に触発された自分の意見がでてきます。
頭の中で情報が交錯し、オリジナルの発想が生まれる。これこそが知恵や知識で、本を読む楽しさの醍醐味だと思います。
この段階にまでなると習慣とか云々ではなく、勝手に自発的に本を読むようになっているので、これこそが本を読む習慣を得たい人のゴールではないでしょうか?
▼まとめ
いかがでしたでしょうか?
個人的には本を読まない人ほど本と向き合うのを妙に難しく考えすぎていると思います。
適当に読んで、面白くないと思ったらそれでいいのです。
大事なのは楽しく、無理なく本を読むこと。
義務にすると絶対に習慣にはなりません。