僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

箱根駅伝総合18位!山梨学院大学に今後浮上はありえるのか?

 

どうも管理人です。

今年の箱根駅伝山梨学院大学は18位に沈みました。

かつての優勝校ですが、近年は一切優勝争いに絡むことなくレースが終わっています。今回で連続してシード落ち。

今後浮上することはあるのでしょうか?

 

▼脱優等生。
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山梨学院大学についてこんな記事を見つけました。

悔しさの中から一歩を踏み出した。午前6時から行われた朝練習に顔をそろえた部員に指揮官が切り出したのは「脱・優等生のススメ」。32年連続で出場した箱根駅伝で昨年を下回った結果に「(箱根では)頭の中で悪い想定ばかりしてレースを難しくしていた」と反省。出場6選手が初出場だったことに触れ、「経験値が少ないが、だからこそ思いきり良くやりたい。いい練習でなく、強くなる練習をしよう」と呼びかけた。

まぁもうプライドとか何もかも捨てて1からやり直そうという気持ちですね。

 

はっきり言って近年の山梨学院大学は留学生頼りで、日本人選手が弱いという印象を受けます。

弱いっていうのは単純な走力ではなくて、大会で結果を出せない、という点です。持ちタイムだけで言えば意外とレベルの高い選手も多いですからね。

入学してくる選手も、上田健太を代表とする今年の4年生なんかは高校駅伝優勝メンバーがそのまま入学したようなものなので、毎年そこまで悪くありません。

日本代表になった井上選手とか、日清食品で活躍している高瀬選手とか、ポツポツ良い日本人選手はいますが、多くは結果が出せない選手が目立ちます。

そういうことも含めての「脱優等生」で、雑草魂みたいなものを思い出していこうということなんでしょう。

東洋大学なんかは優等生のくせして、どこか選手全員に雑草魂みたいなものを感じます。あの強さを山梨学院大学も得ることができれば、変わってくるのではないでしょうか?

 

▼近年は箱根駅伝出場だって難しくなっている。

本当に山梨学院大学は今危機感を持って取り組んでいると思います。

近年は強化する大学が増え、参加枠を争う戦いも激化しています。

何年か前優勝した亜細亜大学は完全に出場圏外になり、専修大学東京農業大学日本大学のような箱根駅伝常連校が平気で予選落ちする時代です。

中央大学が予選落ちしたニュースが一昨年話題になりましたが、どの大学も決して他人事ではなく、シード落ちした時点で次に出場できるかはわからないのです。

僕の個人的な見解だと、正直山梨学院大学は予選落ちする可能性もあると思っています。

留学生の圧倒的なアドバンテージがあるにしても、日本大学のように日本人選手に力がなければ予選落ちします。

もっといえば、もし留学生がいなければ完全に予選落ちする戦力に現状はなっていると思います。

 

ケニア人留学生に頼りすぎない。

最近の山梨学院大学は1区で出遅れ→2区で留学生がごぼう抜き→その貯金を何とか保つ。

この流れを延々と繰り返しています。今年は28分30秒で10000メートルを走る永戸選手だったのでいけるか?と思っていましたが、やはり出遅れてしまいました。

この出遅れには2区で挽回できるから少しくらい遅れても大丈夫、という甘い気持ちがチームにあるからがゆえではないでしょうか?

強い時の山梨学院大学は1区から強かったです。渡辺康之が区間新で1区で逃げ切ろうとしても同じく区間新で追いすがるくらいの気概を持った日本人選手ばかりでした。

あの時の山梨学院大学は走力でケニア人に頼るために留学生を起用している、というよりかは、ケニア人から何かを学ぶために留学生を受け入れている、という感じがしました。

上田監督は今でもそう思っているでしょうが、選手たちがどこまで同じような気持ちになれるのか、そこも再び浮上するためには大切になってくるポイントではないでしょうか?

拓殖大学は次期主将に留学生のワークナーデレセを任命しました。

これはデレセ選手がいかに、人間的にも優れていか、またチームとしてもただ早く走れる留学生、という意味以上にデレセ選手を扱い、デレセ選手から学んでいる、というのがわかるエピソードだと思います。

そういった姿勢の拓殖大学は浮上しました。

一方、明らかに走力目当てで採用している日本大学は予選落ちしました。

 

ケニア人留学生は場合によってはチームに甘えを生み出し、チームを弱くします。

山梨学院大学に求められているのは拓殖大学みたいな姿勢なのかもしれません。

 

▼強い山梨学院大学へ。

今回東洋大学は大半のメンバーが箱根駅伝初出場の中、あれだけの結果を残しました。強烈な走りをした往路メンバーですら山本修二選手以外は初出場です。

経験だけを言い訳にはできません。

かつての山梨学院大学のように、留学生から良い影響を受けた日本人選手たちの活躍が必須になってきますし、もしそれができないのであれば、現在の厳しい出場枠争いから脱落していく大学になってしまうでしょう。