僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

ナイキの最新シューズ ズームフライを買ってみた

どうも管理人です。

以前少し触れましたが、かつてランナーだった僕は今でも箱根駅伝とか、ドラマの『陸王』だとかを興味深く見ています。

 

陸王』といえば、僕が現役時代好んで履いていたのはナイキとアシックスのシューズです。

この2社のシューズはクッション性はあまりなくて、固い印象を受けますが、反発性がちょうどよくてナイキなんかは足幅が狭いので幅が広い僕の足にあってなかったのですが、そこは気にせずに履いてました。

(足の外側によく穴が開いてました。幅があっていないため)

反対にミズノのランニングシューズはクッション性は高い感じがしますが、接地の段階でなんだかグニグニする印象で、ちょっと僕には合いませんでしたね。

 

で、そんなランニングシューズですが、今ナイキが従来のシューズとはまったく異なるシューズを販売しました。

 

▼マラソン2時間を切るために作られたシューズ

今のマラソンの世界記録は2時間3分を少し切るタイムです。

日本記録が2時間6分台なので、日本人では太刀打ちできないものすごいタイムなのですが、

ナイキは「ブレーキング2」という科学的なサポートによってマラソン2時間を切らす!という壮大なプロジェクトを始めたのです。

もうなんかね、ロマンですよねこれ。

アメリカってこういう夢のあるプロジェクトを普通にお金かけて始めますよね?

日本人にはまったくない発想で、日本人ってほんとつまんない人種だなと、思わず感じてしまうくらいの差です。

まぁそれはさておき、そのプロジェクトでつくられたシューズが、『ヴェイパーフライ』というシューズです。

 

▼かかとに補強のないシューズ

『ブレーキング2』は結果的に2時間を切れずに終わりましたが、プロジェクトに選ばれた、タデッセ、レシサ、キプチョゲの3人の内、

キプチョゲが非公認ながら2時間00分25秒でマラソンを走りきったのです。

(使われたコースがF1のレースで使うコースだったり、ペースメーカーが常にいる状態、給水は自転車で手渡し、などの状況下のため非公認になっている)

 

この世界記録を越えて、下手すると2時間を切ったかもしれないという『ヴェイパーフライ』は、カーボンファイバーをソールに埋め込んだ反発性に加え、普通のシューズには必ずあるかかとの補強がありませんでした。

それもそのはず、選ばれた選手はすべてフォワフット走法という、ほとんどかかとをつかない走り方のため、かかとの補強はいらないのです。少しでも軽くするために、大胆にかかとの補強を削るのも日本人にはない、アメリカ的発想だと思います。

 

その後『ブレーキング2』の驚異的な販促を効果を擁したナイキの新型シューズ『ヴェイパーフライ』が一般にも販売されるようになったのでした。

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▼売り切れ続出。大学生にも大人気。

さすがに一般販売されるものにはかかとの補強をつけた、少し仕様の違うタイプが販売されましたが、大人気ですぐに売り切れとなりました。

ランニングシューズで売り切れになるってあんまりないんですよ。

『ブレーキング2』の前評判に加え、箱根駅伝を走る大学生や、この間マラソンで結果を出した大迫傑なんかが愛用しているのも、人気に拍車をかけているでしょう。

現在も常に品薄で、僕が知る限りではランニングシューズの世界でこんなこと初めてなんじゃないでしょうか?

 

▼で、僕も買ってみた

なんと僕も買ってみました。このシューズ。

といっても市販のタイプの中でも異なる仕様のものがあって、箱根ランナーが履いているのは『ヴェイパーフライ4%』という本気のレース仕様。

今回僕が買ったのは『ズームフライ』というより一般向けに使用変更されたものなので、

ちょっとその効果は弱まっていると思いますが、『ヴェイパーフライ4%』は本当にどこにも売っていないので入手が難しく、諦めました。

 

感想は、

勝手にすすむ!!

というのが率直な感想。

もともと反発性を重視していた僕にとっては、

反発性の極みを見た感じです。

蹴りだす瞬間、グイッと進む感じがたまりません。

 

そしてすごいのは、

この特徴的なソールの分厚さ。

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他のシューズと比べると本当に冗談みたいな厚さですが、これによってなのか反発性とクッション性を兼ね揃えた素晴らしいシューズに仕上がっています。

 

▼どんな人にもあうかというと??

色んなメディアでもいわれていますが、このシューズはヒールストライクというかかとから接地する人には向いていません。

僕はもともとフラット気味のフォワフットだったので効果を体感できるのですが、

意識してかかとからついて走るとたいして効果を感じませんでした。

誰にでもあったら駅伝は『ヴェイパーフライ』だらけになりますからね。

 

合う合わないはあると思いますが、今までのシューズの概念を越えた素晴らしいシューズであることは間違いありません。

品薄の商品なので、店舗でみかけたら即購入をおすすめします。