僕の頭の中の悪霊~作家志望の雑記ブログ~

小説家になりたい人の書評メインのブログ。小説の創作論や、漫画アニメのサブカル、箱根駅伝のことなども語ります。

ライトノベルは面白いのか?

どうも管理人です。

今回は小説好きにはもはや一応外すことのできないライトノベルについて書いてみたいと思います。

 

ライトノベルとは?

ぶっちゃけ僕もライトノベルの定義はよく知らないのですが、

一応こんな感じらしいです。

ライトノベルとその他の小説の境界は曖昧であり、はっきりとした定義を持たないことから、「ライトノベルの定義」についてさまざまな説がある。

ライトノベルを発行しているレーベルから出ている、

出版社がその旨宣言した作品、マンガ・萌え絵のイラストレーション、

挿絵を多用し、登場人物のキャラクターイメージや世界観設定を予め固定化している、

キャラクターを中心として作られている、青少年(あるいは若年層)を読者層に想定して執筆されている、

作者が自称する、など、様々な定義が作られたが、いずれも客観的な定義にはなっていない。 wikiより。

純文学とそれ以外を明確に区別するものがないのと同様でライトノベルも明確な定義はないみたいです。

 

言ってしまえば、筒井康隆時をかける少女とか、星新一とかもライトノベルと言えてしまうかもしれません。

 

ライトノベルについて僕の記憶。

僕がもう少し若い頃にライトノベルが流行り出したような気がします。

まず、スレイヤーズ超有名ですね。

あとはロードス島戦記とか、セイバーマリオネットシリーズ。

このセイバーマリオネットシリーズが僕は昔大好きで、漫画、アニメ、ライトノベルと全部チェックしていました。

 

ちなみにこの頃のライトノベルは本当にライトでした。

あまりに会話文が多いため紙面の下はメモ帳に使えると言われていたくらいです。

改行もかなりの数あり、絵本のような感覚。

あとはズガーンとか、バシーンとかとにかく擬音を直接的に表現していたのが忘れられません。

 

③ちょっと流れが変わる

僕は読んだことがないのであまり多くは語れないのですがブギーポップは笑わないがそれまでのライトノベルを変えたとかなんとか。

タイプムーンの奈須きの子も影響を受けたと言っているみたいです。

 

僕が明確にライトノベルを意識し出したのは涼宮ハルヒシリーズが出てきたときですね。

近所の本屋とかにもポスターがたくさんはってあって、なんか売れてるらしいと。

この時、ハルヒの短編集か何かを買って、久しぶりにライトノベルを読んだのですが、セイバーマリオネットとは大分変わっていました。

まず、文章がすごい普通で、かつ特別改行は多くない。

その時「絵がついてるだけで普通の小説だなー」と思ったのが率直な感想でした。

特に涼宮ハルヒはアニメが大ヒットし、ここから今のライトノベル→アニメ化の太い流れができたような気がします。

 

④今のラノベ

アニメを見る限りだとゼロから始める異世界生活、通称リゼロとか面白いですね。

これってみなさんもご存じの通り、新人賞とかではなく、小説投稿サイトから生まれた作品です。

本当に良い作品が評価されるわけではないと思いますが、これってすごく面白い流れですよね。

本当に書きたい!っていう純粋な気持ちをぶつけていたら、共感する人が現れて、出版される…。

これぞ物語のあるべき姿って感じがします。

たぶん昔の詩人、ホメロスとかダンテとかはそういう純粋な気持ちで物語を紡いでいたのではないでしょうか?

 

評価とかまったく気にせず、目を輝かせながら自分が面白いと思う物語を書く。

すごく幸せなことですね。 

⑤しかし面白くない作品がおおいのも事実。

なんかラノベいいじゃん!って流れになってますが、実際は面白くない小説が格段に多いのが事実です。

僕が最近読んだ中だと、

りゅうおうのおしごとってやつが面白かったですが、

作品名は伏せますが、地の文を読まず、会話文だけで内容がわかってしまうため、30分くらいで読めてしまうものもあります。

こんな作家ですからおそらく将来的に小説家として生きていくのは不可能でしょう。

はっきり言って内容よりもイラストが大事になってきてしまっているのが事実なんじゃないでしょうか?

結局アニメ化を狙っているため当たり前といえば当たり前ですが、質より量の世界です。

 

悪貨がうんぬんという言葉がありますが、

ライトノベル業界はそんな感じになっている気がします。